バントは利用できるけれども
バントは打者を送り出すことで、他の選手をホームベースに返しやすくして点数を取るための手法として野球ではよく使われます。プロとアマチュアの試合に関わらず使われる手法ですが、甲子園で利用する際には注意が必要です。
高校野球における甲子園は、全国大会を意味しトーナメント形式で試合を繰り広げます。勝ち進むことが求められていますが、一方では学生らしい勝負も求められる難しい試合です。
打者が満塁となった時は、バントを利用することは珍しくありません。ただし、相手チームのピッチャーや味方のバッターによっては、あえて真っ向勝負させることがあります。甲子園での真っ向勝負とは、ピッチャーは三振を勝ち取ることを目標に思い切り投げ、対するバッターは全力でヒットやホームランを打ちに行くスタイルを指します。ボウルやバントを利用することは、本来悪いことではありません。うまく利用すれば、試合に勝ち進む強いチームになります。使いすぎず、学生の成長しやすい環境を考えながら利用することが大切です。