甲子園出場校は公立だけ!?

野球

近年の高校野球は私立の学校が強いイメージがあります。公立の学校の選抜大会(春の甲子園)・選手権大会(夏の甲子園)の優勝校は、選抜が2009年の清峰高校以来、選手権が2007年の佐賀北高校以来ありません。私立高校が近年の高校野球において優位に立っている理由として設備が充実していることや、スカウト力に優れていることなどが考えられます。

その中で、日本で唯一、私立の学校の甲子園出場経験がないのが徳島県です。鳴門高校や池田高校などの名門校も多く、中日ドラゴンズで活躍した板東英二さんなど多くのプロ野球選手も輩出している徳島県ですが、その私立の学校が甲子園未出場の理由には、そもそも私立の学校が少ないことが挙げられます。

県内の私立高校で野球部があるのが生光学園高校のみで、鳴門高校や池田高校といった名門校は全て公立校です。そんな県内で唯一の私立高校野球部のある生光学園高校ですが、弱小校というわけではなく県内では強豪校の一つで、OBには北海道日本ハムファイターズの武田久選手もいます。生光学園高校が全国出場する日も、そう遠くはないのかもしれません。