浜風が野球に与える影響
甲子園球場での高校野球でよく話題となるのが浜風です。浜から陸に向かって吹く、夏の時期に好天の時によく見られる風です。球場ではライトからレフト方向へ吹きますが、レフトスタンドに居る人が風を感じることはそれほど多くありません。
浜風により野球にどのような影響がでるのでしょうか。まずは左打者はライト側に飛ばすことが多いのですが、その打球はアゲンストの風であることから、打った瞬間はホームランだと思ったけど風に押し戻されて外野フライに終わることがよくあります。一方右打者のレフト側の飛球はよく伸びるので、あの打球がホームランになるのか、という場合があります。よって、ホームラン風という呼び名もあります。
ホームラン性の当たりでなく、高々とあがった飛球は野手泣かせです。とりわけ甲子園はファウルグラウンドが広いので、長い距離を追いかけなければならず、落球することが発生します。
センターポールの日章旗や大会の旗をみると、左側にぴーんと張られていることがあります。こういう日は風の影響が強い日です。