高校野球では試合に勝つと校歌が流れる
全国高等学校野球選手権大会の甲子園球場からの中継を見ていると、夏と春のどちらでも高校の校歌がテレビやラジオで頻繁に流されていることに気がつく人も少なくないでしょう。
全国高等学校野球選手権大会は、各都道府県や地区から選抜された高校が勝ち抜き式で試合を行なっていきます。その各試合で勝利した時に流されるのが、校歌です。流されるのは、全曲ではなく歌詞1番だけになっています。
音源は応援団による生演奏ではなく、事前に用意された歌声入りのテープです。テレビ画面上には、学校名と歌詞が表示され、選手が歌を歌っている様子が映されます。
校歌は、試合後に流れるだけではありません。甲子園では、試合中も生徒が自身の高校を応援する際にも歌います。その際の伴奏は、一緒に応援している吹奏楽団が演奏するのが一般的です。応援で歌う場合も、試合後に流す時と同様に歌詞の1番だけを歌います。2番を歌ってはいけないという、決まりはありません。